『仏陀の証明』(その5) もともと仏教は戦う宗教だった

 

入会間もないEさんが、大川総裁が再誕の仏陀であることを、どう説得的に説明すればいいかを聞きに来られ、その続きとして、今回は、もともと仏教は戦う宗教だったことを、釈尊の真意からそれを学びます。

以下は、そのときのEさんとの会話の内容です。

【Eさん】 先回の「死んだら皆仏さまになる?」では、真実が分かりびっくりしました。私は、死んだら誰でも仏さまになると思っていたのです。
それで、「仏陀の証明」のその次は何ですか?

【お助けマン】 第五点目は、仏教は本当に戦わない宗教だったのか、それを見てみたいと思います。
それに関しては、再誕の仏陀である大川総裁のお言葉がありますので、もともとの仏教はどうであったのかを知ることができます。 この左のカバー絵の『仏陀の証明』(会内経典)第6章「仏説・降魔経」の解説では、このようにおっしゃっています。

これ(仏説・降魔経)は、『仏説・正心法語』の最後を飾るお経であり、いままでにない経文だと思います。悪魔との対決についても、当会の基本教義として、明確に根本経典のなかに入れたということです。
これは、「仏教教団、仏教の諸宗派において、『何をされても単に黙っている』という忍辱(にんにく)の姿勢をとることが、ほんとうに仏教の基本姿勢なのかどうか」 という疑問に対する、現時点での回答です。

と、おっしゃって、魔との戦いは、基本経典の中においても、他の教義と同列となるほどに重要な位置づけにあることを強調されています。

【Eさん】 あっ、そうだったのですね。そう言えば、仏教者は調和を重んじ不戦を旨としているので、何をされても文句を言わないだろうと、悪い輩から甘く見られているところがあるのではないでしょうか。

【お助けマン】 そうです。インドで仏教が滅んだ理由として、①12世紀から13世紀にかけて、イスラム教徒の乱入によって仏教の寺院が破壊され僧侶たちが皆殺しにされたこと、 ②葬式などの生活密着型の宗教ではなかったこと、③誤った「無我」論によって転生輪廻の考えとぶつかったこと、以上の3点が指摘(『悟りの挑戦(下)』171ページ)されていますが、 いま、仏陀が再誕されたならば、過去に仏教が滅んだようなことが再び起きないように絶対されるはずです。
誤った「無我」論に対する修正はすでに行っておられますし、 生活密着型という意味では、各精舎や支部における豊富な祈願や、那須と四国における霊園がすでに設けられています。 そして、最初の①の悪魔との対決姿勢に対する修正が、この 『仏説・降魔経』に見ることができるということです。 これが、現時点での再誕の仏陀のお答えなのです。

【Eさん】 なるほどね。仏教が滅んだ3つの理由に対して、実に的確に対応されていますね。これこそが、また仏陀の証明ですね。他の仏教系の宗教では、とてもこの3つの全てに対応できていませんから・・・。

【お助けマン】 はい、そのとおりです。このように理性的に見ていくことでも、仏陀の証明がなされます。ところで、その続きがありますので、そこを朗読します。
同じく『仏陀の証明』の325ページです。

ですから、「仏教は戦わない」などというのは、とんでもない間違いである、ということが、いま述べたことでわかると思います。 実は、魔との戦いから悟りは始まり、魔との戦いから、悟りのあとの伝道も始まったのです。また、魔との戦いから、教団内の戒律もつくり、三宝帰依体制を作っていったのです。
ですから、常に魔と戦い続けています。魔と戦って、体制をつくり、信用をつくり、教えを広げていったのです。そして、教えを広げる過程でも、常に魔との戦いが続いていたのです。

と、述べられています。

【Eさん】 だからなのですね。幸福の科学は、フライデー事件で、捏造記事を書いた講談社とも戦い、間違った宗教であるS学会とも戦い、オウム教とも戦い、そして今、でっち上げ記事を書いた下劣週刊誌とも戦っているのですね。
これは、仏教が、幸福の科学で豹変したのではなく、仏教そのものだったのですね。

【お助けマン】 よく気がつかれましたね。ですから、もし批判や中傷をされたなら、言わしておけばいいと言うのではなく、ディベートをし、真実を示して打ち返しをしていくことが大事なのです。
実は、その偽りでないディベートの言葉が悟りの言葉となるのです。つまり、自分がどれだけ悟っているのかを知りたければ、その打ち返しの言葉を見ることによって分かるということです。ただし、オウム教などはディベートが強かったと言われていますが、何でもウソを言っていいのだったら、宗教の素人には一見強いように見えることもありますから、ここは誤解しないことが大事です。

【Eさん】 いやー、私自身、認識が甘かったです。
放っておけばいいと思っていましたので・・・。それが、悟りへの道だと明確に知っていたならば、もっとみな真剣に悪と戦うでしょう!

 

【お助けマン】 そうです。だから「降魔即悟り」なのです。
最後に、この左のカバー絵の『エクソシスト入門』から、現在起きていることの解説とも思えるところがありますので、その部分を朗読いたします。

例えば、幸福の科学の会員をやめて離れていった人のなかには、少し霊体質になって、「霊が降りる」と言っているような人もいます。 しかし、そういう人のなかには、明らかに悪魔が入っていると思われる人がいます。
---(略)---
修行者が転落する原因は、「貪(とん)[貪り]・瞋(じん)[怒り]・癡(ち)[愚かさ]」の
心の三毒」、あるいは 「慢(まん)[慢心]・疑(ぎ)[疑い]・悪見(あっけん)[間違った見方]」を含めた「六大煩悩(ぼんのう)」です。 たいていは、このどれかに引っ掛かっています。悪魔に、これで引っ掛けられて、やられることがあるのです。 自分だけでなく、仲間が”弾”に当たることもあるので、気をつけたほうがよいと思います。
特に、宗教家の場合は、やはり、「慢」のところに引っ掛かることが多いようです。

とあります。
したがって、再誕の仏陀よりも自分は悟ったとか、再誕の仏陀の悟りは九次元でないなどと思っていると、実は、自分が悪魔に入られて、まったく判断ができなくなっていることが多いということです。

以上、お助けマンが解説してくれましたが、再誕の仏陀である大川総裁は、2500年間ずっと天上界におられて、インドで仏教が滅んだことを極めて残念に思われて、今度こそは、強い宗教としての「幸福の科学」を設立されたのではないかと思います。
そう言えば、幹部に多くの信仰レプタリアンがおられることも戦略のうちであると考えることが出来るのではないでしょうか。 仏陀に感謝。
では、また続きます。次回は、仏陀の証明(その6)です。

(その5 終わり)