試される信仰心、来世に必ず現われる

2023年5月12日から全国で上映されている「レット・イット・ビー」を観た古い幸福の科学の会員さんのGさんが来られました。Gさんは、学びが好きで、幸福の科学の法を熱心に勉強されている方でもあります。 以下は、Gさんとの会話の内容です。

【Gさん】 こんにちは!
昨日、Ariプロダクション製作の映画「レット・イット・ビー」を見てきました。ビートルズの歌で有名なので関係あるのかなと思って観てきたのですが、心霊現象リーディングで、本当にあったことの映画でした。

【お助けマン】 当然、私も見ましたよ。ところで、どこの場面がGさんにとって、印象に残ったところですか?

【Gさん】 怖いところもありましたが、私にとっては、脚に現れた手形だったでしょうね。(『心霊現象リーディング』ケース1「朝起きると。脚に謎の手形が‥‥」)

【お助けマン】 そのどういうところですか?

【Gさん】 リーディングに来た女性は、黒い影にうなされたので、てっきり悪霊に脚に手形を残されたと思っていたのですが、これが驚きなんです。

【お助けマン】 驚きと言いますと?

【Gさん】 はい、リ―ディングで1つ前の過去世が出てきたのですが、それが、江戸時代の長崎に居たキリシタンの男性だったらしく、宗教弾圧を受けて拷問を受けているシーンだったのです。

【お助けマン】 そう言えば、その手形は悪霊のものではなく、イエスさまがひざの上の置かれた重い拷問石(石抱きの刑)をイエス様の手を添えて持ち上げられたときにつけられた聖痕だということでしたね。

【Gさん】 はい、そこのところで私は涙があふれました。

【お助けマン】 この女性はイエスさまの時代にも生まれて居て、そのときも殉教したお弟子さんのようでしたね。

【Gさん】 そうです。イエスさまのお言葉で、「我が愛しき弟子よ、よく耐えたね」と。そして、その過去世のキリシタンの男性は、何度も拷問を受けたが、最後まで「主を信じます」と、主への信仰を捨てなかったのです。そこが私にとって、いちばん心にぐっときたところでした。

【お助けマン】 なるほど、そうでしたか。
私もイエスさまが出てこられて、お声をかけられたところは感動しました。
しかし、もっと感動したことがあるのです。

【Gさん】 それはどこですか?

【お助けマン】 リーディングを受けた女性は、イエスさまの時代にも伝道して殉教し、その後、江戸時代に日本に生まれて伝道し、迫害にあって殉教しました。

【Gさん】 はい、そのようでした。

【お助けマン】 大事なことは、今がどうなのかということです。
この女性の現在のことは、映画では使命を思い出し、キリスト教の教会に行くシーンが描かれていましたが、実際の大川総裁によるリーディングでは、幸福の科学に出家して救世運動の仕事に就き、主のもとで伝道活動をされておられるとのことでした。

【Gさん】 この女性は、現在、幸福の科学に出家して、今回の運動に就いておられると・・・。

【お助けマン】 そうです。ここが大事なところですが、イエスさまが我が父と言われた主エル・カンターレが起こされた今回の大救世運動に参画できるということは、これはこれは、もう大変なことで、この女性の過去世が物語っているようにそれだけの信仰心を持ち続けたからこそ、今世この運動に巡り合い、そして、この仕事に従事することができたということなのです。

【Gさん】 なるほど。それだけの過去世の信仰心があったからこそ、今回の1億5千万年ぶりの運動に参加できたということですね。

【お助けマン】 もし、この女性の過去世の男性が拷問に耐えかねて主への信仰を放したならば、今世は生まれ合わせることも、また、この運動に参加することもかなわなかったかも知れないのです。

【Gさん】 と、言う事は、私たちも・・・。

【お助けマン】 そうです。よく気が付きましたね。あなたも、そして私もそうだということです。

【Gさん】 いやー、過去世のことはまったく思い出せないのですが、ただ私は、この教えにひかれただけで・・・。

【お助けマン】 自分ではそんなに過去世で頑張ったと思っておられないかも知れませんが、よほど過去世で強い信仰のもとに生きなければ、仏陀再誕、いや、1億5千万年ぶりの「主の再誕」のときに巡り合うということは不可能なことと思うのです。そして、もっと大事なことがあるのです。

【Gさん】 えっ、もっと大事なこととは?

【お助けマン】 それは、今世の私たちの生き方によって自分の来世を決めているということなのです。先ほどの江戸時代の男性は、当時、イエス様への信仰を放さなかったので、今世の人生が決まりました。つまり、今世、いかに信仰に生きるかということが、来世を決めるということです。
この時代、残念ながら日本に生まれられずに共産主義の他国に生まれている人もいます。また、日本に生まれられたとしても、真理の縁に接することなく亡くなった方もいます。私たちが、そういう人たちでなかったということは、偶然ではありません。
また、さらにこの時代、この日本に生まれられても主の教えに反発している人たちもいます。このような人たちが来世どうなるかは、もうほぼ決まっていると言っていいでしょう。

【Gさん】 いや-、この世では何でもないと思われるようなことが、そんなに重大なこととは・・・。

【お助けマン】 だから『仏陀再誕』の310ページにも、このように書かれているのです。

イエスの時代に生まれても、
イエスそこに在(あ)りと信じなかった者は数多い。
イエスここに在りと信じえなかったその者たちが、
その後、数百年、数千年を経て、地上に生まれ変わり、
キリスト教会にて、十字架の姿のイエスに対して信仰しておるのだ。
このような愚かなことを繰り返してはならない。
地上に覚者あるときに、
その覚者に対する信仰を忘れてはならない。
地上に覚者あるときに、
その時代に生まれ合わせた喜びを忘れてはならない。

と、あり、これは私たちの来世への予言でもあり、因果の理法を教えて頂いているのです。

【Gさん】 よーくわかりました。今、私たちは、自分の思いや行動によって来世を作っているのだと・・・。
でも、私は、逆さ十字で石で打たれることも、ライオンのえさになることも、また、石の拷問もない現代に生まれて良かったと思います。

【お助けマン】 いや、そうとも言えないのです。現代は過去世よりもっと信仰を貫くことは難しいとも言えるのです。

【Gさん】 えーっ! それはどういうことですか? 現代では身の危険はないじゃないですか。信教の自由もありますし・・・。

【お助けマン】 確かに身の危険はありません。しかしながら、この世が住みやすいが故に、また、過去世よりもまた困難なこともあるのです。

【Gさん】 それは、どういうことですか?

【お助けマン】 書店には真理の書が溢れ、全国には支部や精舎がありますが、今日は飲み会だ、今日は皆でカラオケだ、今日から温泉だ、今日は友人が来るので抜けられない、また、スマホからは欲をくすぐる情報がどんどんと入ってくるなど、誘惑が多すぎるのです。

【Gさん】 そう言えば、そうです。今日は復活の祈りが支部であるけど、テレビのこの番組を見たいので休んじゃおうかと思ったことがあります。しかし、しっかりと参加しましたけど、危ないところでした。

【お助けマン】 だから、人間は強制されるほうがかえってできるのですが、やらなくても怒られない、やっても褒められないとなると、どうしても誘惑に負けてしまいます。実は、これが現代における大きな試しだということです!
だからかえって難しいのです。それは、千日回峰よりも、日々の反省のほうが難しいと言われることと同じと思います。

【Gさん】 分かりました。拷問に耐えたからと聖人扱いされることもなく、それでいてだれも見てなくても神様が見ておられると思って淡々と信仰の道を歩む、それが魂の実力の現れなのですね。
むしろ昔の拷問よりも、今世のほうがかえって難しい。このことを肝に銘じて、来世に向けて信仰心を鍛えてまいります。今日もいいお話しができてありがとうございました。それでは、今日はこれで失礼いたします

と、言ってGさんは帰られました。私たちの誰にでも過去世があります。その過去世でなした集大成が、今、現在に現れています。今世、強い信仰者として、それを、終生持続し実践できたならば、来世は、必ず、今世の信仰者仲間とともに主エル・カンターレのご分身が地上にお生まれになるときも、ご一緒させていただけのではないでしょうか。もし、過去世に頑張った魂の兄弟たちの努力を無駄にしたならば、どれほど彼らは悲しむことでしょうか。そうならないためにも、信仰の試しに打ち勝って参りましょう。

主エル・カンターレ感謝。

(終わり)