空間的観点から仕事を見る ― 異次元の助けを得る

先週に続いてEさんが来られました。 Eさんは、 先週、「空間的観点から仕事を見る ― 並行的に仕事をする」を聞きに来られた方です。 それで今週は、空間的観点からの仕事の見方の続きを聞きに来られたのです。

以下は、Eさんとの会話の内容です。

【Eさん】 先週は、立体的な仕事の見方を教えていただきありがとうございました。 仕事をしておりますと、ついつい自分の仕事に没頭してしまって、他人の仕事の状況が見えなくなることがありますが、 それではいけないことがよく分かりました。
それで、今週は空間的観点の続きですが、それはどのような内容でしょうか?

【お助けマン】 はい、先回までは、仕事論でもこの世的に努力すれば出来なくはない内容を述べました。 しかしながら、信仰を持っている私たちであるならば、この程度の仕事論であってはならないということなのです。

【Eさん】 うーん、今いち、その意味が分からないのですが、一体、それはどういうことなのですか?

【お助けマン】 はい、信仰心があるということは、異次元の世界の存在を認めていることであるわけですから、 すでに霊的でもあります。 すなわち、この世的な範囲での仕事論ではなく、霊界をも含めた仕事論でなくては不十分であるということなのです。

【Eさん】 でも、”不十分”だと言われても困るのですが、じゃ、どのように考えればいいのでしょうか?

【お助けマン】 はい、その答えは、すでに大川総裁から頂いております。
大川隆法総裁の書籍の 『信仰のすすめ』の第3章「信仰とは何か(質疑応答)」の中の 「信仰心の段階に応じて、あの世から指導がある」のところで説かれていますので、ご紹介させていただきます。

 信仰心に基づいて、実際に伝道活動などをしていると、「これは奇跡だ」と思えることが続出するようになります。 「奇跡だ」と思えることが続く度合いや、その起こり方などを見ていると、 「自分は。だいたい、どの程度の信仰心になってきているのか。自分は、どの辺の霊の指導を受けているのか」 ということがよく分るようになるのです。
信仰心のない人には何も起きませんが、信仰心のある人には、だんだん、意外なよいこと、 思わぬよいことが起きてきたり、一年前の自分から考えると信じられないような、他の人からのよい反応や、 よい結果が出てきたりすることがあります。そういう奇跡のようなことが増えてきたときには、 「これは守護・指導霊の光をかなり頂きはじめたな」と思って間違いないでしょう。
結局、信仰心の発展段階に応じて、あの世からの指導があるのです。

と、信仰心のある人には、異次元である霊界の守護・指導霊の助けがあることが述べられています。

【Eさん】 本当ですね! この本は何度も読んだはずなのですが、 頭に残っていませんでした。非常に重要なところですね。

【お助けマン】 そうです。もし、信仰者に異次元からの助けがなければ、 それこそ世の中の一般企業と同じになってしまいます。 まこと、その組織の中に信仰者が居るならば、 当然、天上界からの助けがあるわけで、例えば、今の100倍ぐらいの成果が出て来なければウソでしょう。

【Eさん】 でも、でも、100倍の成果と言われても、現実にはまだまだで・・・。 なぜでしょうか、この理由は?

【お助けマン】 それはね、まだ皆が信じ切れていないということがあるのではないでしょうか。 イエスさまが奇跡を起されるときには、必ず「汝、我を信じるや?」と問うておられます。 そして、病人たちが「主よ、信じます」と言ったとき、イエスさまは、 「汝が信ずるがごとくなれ、汝が信ずるがごとき汝となれ」と言ったときに奇跡が起きているのです。

【Eさん】 と、いうことは、100倍の現象がまだ十分に現れていない理由は、 私たちの信仰がまだ弱いということなのでしょうか?

【お助けマン】 言いにくいですが、はっきりと言えばそのとおりだと思います。 もし、信仰心が強ければ、「この山動きて海に入れと言えば、しかなるべし」の聖書の言葉のとおり、 山であっても動いて海に入っていくのです。

【Eさん】 いやー、それは信じられないです。山が海に入るなんて・・・。

【お助けマン】 だから動かないのです。 私も含めて、まだまだ信仰心が弱いということでしょう。

【Eさん】 では、どうすればいいのでしょうか。

【お助けマン】 そのために、過去の問答で色々と言ってきました。
例えば、信仰心のシリーズでは 10回に分けて言ってきました。 そして、自分の信仰心がどの程度であるかは、精進と感謝の心があるかによって分かるとも言いました。
だから、日々の精進の実践と、感謝の心があるかを見れば分かるということです。

【Eさん】 そうだったですね。 私は、感謝の心はあると思うのですが、毎日の教学や反省の実践が出来ていませんでした。

【お助けマン】 あなただけではありません。 修行者は、どれほど自分が偉いと思っていたとしても日々の精進の姿勢を忘れたならば、転落しかありません。

実は、1990年12月に土屋書店から出された書籍で、今はもう絶版になっている 『信仰と情熱』という本があるのですが、その第4章「栄光への道」の156ページからこのように説かれています。

 あなたがたは、真理の道に入っても、まだ名誉と引き換えにしようとする心があるでしょう。 肩書きと引き換えにしようとする心があるでしょう。 人の称賛と引き換えにしようとする心があるでしょう。 経済的なものの見方と引き換えにしようとする心が、まだあるでしょう。 しかし、断じてそんな弱き者であってはなりません。
真に知るということは、もはや自らが鉄壁の、あるいはダイアモンドの、 黄金の光の城として完成するということを意味します。この砦に隙があってはならない。 その砦を固めよ。黄金の煉瓦(レンガ)でもって、またダイアモンドでもって、その砦を固めよ。 隙をつくってはならない。
その黄金の煉瓦を積む作業こそが、真理のための精進であり、また学習であるということを忘れてはならない。 日々学習する心を怠ってはならない。
一日怠れば三日遅れる。三日怠れば十日遅れる。一ヶ月怠れば、さらにその修行は遠ざかり、 たとえ今、みなさんの先輩として、本部講師であるとか、支部講師であるとか、 本部指導員であるとか、上級研究員であるとか、こういう資格を持っている者がいたとしても、 三か月この修行を怠れば、ただの人、いやただの人以下になるということを知らねばならない。 真理とはそのようなものなのです。

と、あります。

【Eさん】 いやー、本当に厳しいですね。 私はこれが分っていなかったのですね。 行動が伴わなかったということは、実は分かっていなかったということがはっきりとしました。

【お助けマン】 いやいや、これは、Eさんだけの話ではありません。 私も同じです。やはりここで原点に戻って、法に忠実に素直に実践するしかないでしょうね。 実は、これこそが天上界のご援助をいただくためのキーポイントであると、私は思っています。

【Eさん】 分かりました。それが、今の100倍の力を得るために必要であることなのですね。

【お助けマン】 そうです。そのとおりです。
ですから、こんな程度でいいわけはないのです。 真実、幸福の科学が地球神、主エル・カンターレによって指導されている団体ならば、 信仰心に応じてこれから信じられないような奇跡が次々と現れてくることは、もう必定であると言えます。

【Eさん】 はい、よく分りました。 今日も色々と教えていただき、本当にありがとうございました。 地上の一般的な企業と、真理の団体とは部分的に似ているところがあるにしても、 根本的なところで違うことがよく分かりました。 そして、それを分けるものが、「信仰心」であることもよく分かりました。 今日の話しを忘れずに、日々精進をして参ります。
ところで、今回でしばらくの間休刊となるそうですが、再開された折には是非ともまた質問に来させていただきたいと思います。 本当にありがとうございました。

と、言ってEさんは帰られました。
二年前から始めましたこの真理問答も、おかげさまで160回を超えました。 ボランティアで始めさせていただいたメンバーも、大川総裁の経営哲学を素直に実践させていただいたことによって業績が向上し、 ありがたいことに多忙を極めることになりました。 ありがたいことではありますが、真理問答をしばらく休刊としなければいけないことに、皆、さびしさを感じています。 今後、ボランティアのメンバが時間が取れるようになったら再開も考えておりますので、 そのときはよろしくお願い申し上げます。

毎回お読みいただきありがとうございました(一同)。 では、また本サイトにてお会いいたしましょう。
主エル・カンターレに感謝。

(終わり)