マレーシア機報道と小保方バッシングの共通点とは?
先週、マレーシア航空370便の墜落事故で聞きに来られた元ジャーナリストのAさんが、 小保方さんの反論記者会見の放送を聴いてやって来られたのです。
以下は、Aさんとの会話の内容です。
【Aさん】 いやー、マレーシア航空370便の件は、もう解決したのと同じだね。
【お助けマン】 えっ、なぜAさんは、もう解決したようにおっしゃるのですか?
【Aさん】 だってさ、オーストラリアのアボット首相は、 受信した信号が、「370便のブラックボックスのものだとかなり確信している」と 述べたらしいよ。
【お助けマン】 いいかげんにして下さいよ。 先回、科学的な根拠が大事だと自分でもおっしゃったではないですか。また空気に流されたのですか?
何を根拠にアボット首相は確信していると言ったのでしょうか。 そもそも、 マレーシアの野党代表が 、あの大型の旅客機が、誰にも気づかれずに少なくとも4つの州の上空を(それも低空で)飛行することは不可能だと言っているのです。
(出展 NHKニュースより)
しかも、ブラック・ボックスからの 信号と判断したと言っていますが、受信した周波数は、 33.331KHzであってブラック・ボックスの37.5KHzとは違っています。 許容の範囲だとしていますが、では、なぜ魚群探知機や潜水艦、また、 漁船からの雑音でないと言い切れるのでしょうか。科学的な根拠が不明です。
ですから、「確信している」とか「かなり確度が高い」と言う言葉はもういいのです。
まず、海底から取得した実物を見て、そして、さらにそれを科学的に検証して初めて墜落が確定するものです。 従って、それまでは、あくまでも憶測に過ぎないと知るべきだと思いますよ。
【Aさん】 あっ、そうか。科学的な検証が必要だと言ったのは僕だったよね。 ごめんごめん、また、感じや空気に流されるところだったよ。危なかった、ありがとう。
【お助けマン】 ところで、今日来られた理由は何ですか?
【Aさん】 あっ、そうだった。 実は、4月9日午後1時から、STAP細胞の実現性を疑われている小保方さんの記者会見があったんだよね。 そこで、初めて小保方さん側からの反論が出されたわけだ。
【お助けマン】 はい、私も見ておりました。 それで、Aさんはどう思われましたか?
【Aさん】 いやね、もし、この発見が本当だったら世紀の大発見だよ。 だから、僕はそれを知りたくて、目を皿のようにして見ていたんだ。 つまり、STAP細胞が本当にあるのかないのか、それを知りたかったんだ。
【お助けマン】 実は、その前日に、小保方さんの守護霊の霊言が大川総裁によって収録されたのです。 その中で、小保方さんの守護霊は「STAP細胞はあります」とはっきり述べています。 そして、その内容が、早くも 『小保方晴子さん守護霊インタビュー それでも「STAP細胞」は存在する』 の書籍で出版されたのです。
【Aさん】 記者会見では、 月刊リバティーの記者がいい質問をしていたけど、 世間では論文の書き方などの「マナー」の問題ばかりが取り上げられてはいるが、 本当は、STAP細胞が存在するか否かという「マター」の問題のほうが大事ではないか言っていたね。 これはずばりだね。そのとおりだよ。
【お助けマン】 まさに、そこが核心のところです。 本当であったならば、世紀の大発見だし、日本の国にとっても宝物となることです。 それにもかかわらず、論文の書き方ばかりについて先生方が議論しているなんて、 これこそ「本末転倒」ものですよ。本当に情けない限りです。 「何が主で、何が従か」が分っていないということではないでしょうか。
【Aさん】 それで、びっくりしたんだけど、 論文の共著者の山梨大の 若山教授が、小保方さんの記者会見後にインタビューに答えて、 こう言っていたんだよね。
と・・・。
もうびっくりしちゃったね。「STAP細胞が存在するかしないかは関係ない」とはどういうことなのか。 自分の研究は、新しいことを発見したり発明することが目的ではなく、論文を書くことが目的だったんだと告白してしまったということなんじゃないの。
この記事を読んだとき、本当に自分の目を疑ったよ。
【お助けマン】 そうだったのですか。
そもそも研究者というものは、国のため社会のため、さらには、 人類の幸福のために日夜研究をするものであって、間違っても自分の論文のためだけに研究するものではないはずです。 たとえ立派な論文を書いたとしても、その研究が人類の役に立たなかったならば、何の意味もありません。 ましてや、国から補助や給与をもらっている人たちが、自分の論文が通ることだけを目的に研究しているとするならば、 納税者である国民は納得がいかないでしょう。
【Aさん】 そのとおりだ。だから、かえって研究熱心な人ほど、論文作成に費やす時間を惜しむので、 論文の出来が悪くなるという傾向があるんじゃないの。 これは、やはり良き補助者をつけないといけないね。 彼女だけを責める訳にはいかないよ。 研究者がいい仕事をしてくれさえすれば、国も富むし、国民はそれだけで嬉しいと思うよ。
【お助けマン】 そうですね。マレーシア航空機370便の憶測ばかりの報道といい、 小保方バッシングといい、非常に似ているように思います。
【Aさん】 それはどういうこと?
【お助けマン】 両者ともに、空気に流されて事実をしっかりと検証できていないということです。 マレーシア航空機のインド洋墜落の判断は、科学的根拠がありません。 インマルサットが初めて使った実績のないドップラー効果による航路解析で、皆がそのとおりに動いてしまっています。 かたや、小保方バッシングは、一番肝心なSTAP細胞が本当にあるのかどうかを確かめず、論文の写真が同じだと論じたり、 あげくのはてには、小保方さんがホテル住まいだという研究に何の関係もないプライベートなことで判断しようとしている、 これは、どう考えてもおかしいと言わざるを得ません。
【Aさん】 いや、そのとおりだ。 考えてみれば、飛行機事故とSTAP細胞発見には何の関係もないことだけど、 人間の思考というものは、共通性があるものだね。
実は、その共通点は、「智慧」かもしれないね・・・・。 智慧がなければ、幹である本質を忘れて枝葉ばかりの議論となり、どこまでもダッチロールするということだ。
じゃ、僕はこれで帰るよ。今日も勉強させてもらってありがとう。
と、言ってAさんは帰られました。
Aさんは「智慧」だと言いました。 そう言えば、人類史上で最大の智慧者は仏陀であると言われています。 もちろん、仏陀は宗教的な悟りを説かれました。 でも、仏陀の智慧をもってすれば、宗教とは関係のない飛行機事故であっても、また、 世紀の大発見であっても、その内容は「全てお見通しである」という証ではないでしょうか。
では、次回も問答が続きます。
主エル・カンターレに感謝。
(終わり)