早くも消費税上げの影響が出始めている

元ジャーナリストのAさんが、来春の消費税上げに備えて、 従業員数を削減するという企業があるというニュースを聞きつけて、やって来られたのです。
以下は、Aさんとの会話の内容です。

【Aさん】 驚いたよ。企業では、もう早くも消費税上げの影響が出ているんだ。
いやね、リバティWebの記事を読んでいたら、 「大丸松坂屋が1000人削減 早くも消費増税が効きはじめた」という記事があって、 民間では、消費税上げの結果、もうどのような状況になるか分っているということだね。

【お助けマン】 そうですよ。政治家や官僚は、売上額に消費税率の8%を掛けた金額が税収になると計算していると思うのですが、 企業の売上額が落ちることは、想定できないでいるということです。

【Aさん】 何と情けない! むしろ、民間のほうがよく分っているんだ。 消費税を上げたら、確実に売上が減ると・・・。

【お助けマン】 はい、ですから、売上が落ちてから従業員を削減しても手遅れになるので、 来年の3月末までに対応を終えておくということです。 これは企業としては、当然の企業努力なのです。

【Aさん】 従業員が削減されたならば、失業者が出て、 もちろんその人たちの消費額も減るので、当然、企業全体の売上は落ちていくだろうね。

【お助けマン】 そうです。ですから、民間はよく知っているのです。 消費税を上げれば売上は落ちると・・・。ところが、こんな当たり前のことが、政治家や官僚には分らないということです。 安倍首相は、過去半年間の経済指標が上昇していることでもって消費税増税を判断したと言っていますが、 まず、景気の良否の判断を、わずか半年の統計的数値でできるのかということと、 その中に、一番肝心な給与の上昇を示す数値がないにもかかわらず、「良い」としてしまったことに疑問があります。

【Aさん】 うーん。今後、第二第三の大丸松阪屋が出てくることが予想されるので、 もう、さらなる不況は避けられなくなるんじゃないかね。そうなると、税収減となるので、 社会保障のための財源どころじゃないということになるだろうね。 これは、日本の危機だよ。 そう言えば、ダイエーを創られた中内さんの霊言があって、中内さんも厳しいことをおっしゃっていると聞いたんだが、本当かね?

【お助けマン】 はい、それは本当です。
ここに、2012年10月26日に中内功霊の霊言を収録した書籍 『日本と世界の景気はこう読め』がありますので、そこのところの34ページをご紹介します。
質問者が、今後の日本経済、あるいは、世界経済の景気の見通しについて伺ったところ次のように答えられたのです。

いや、どう見たって、バタバタと企業がつぶれていくように見えるんだよな。
なんで、こんなときに限って、消費税上げの法案を通すんだよ(2012年8月に成立)。 これは、君たちのところにしか言っていくところがないわけだ。 まあ、共産党に出るわけにいかんし、ほかにいうところがなくて、君たちに言うしかないから、来ているんだけどさあ。
なんで、この動向が、読めないんだろう?
あの政治家たちには、「今、世界経済が、これから底に落ちていくかもしれない、 その崖っぷちに立っている」ということが、どうして分らないんだ? 「何万人も雇用している大企業が、つぶれていくかもしれない寸前のところに来ている」のが、なんで分らないんだ?

と、天上界からこの地上界をご覧になって言われているのです。

【Aさん】 いや、驚きだね。消費税増税の以前の問題で、すでに、世の中の経済状況は、極めて厳しいという判断なんだ。

【お助けマン】 はい、その通りです。ですから、これほど悪い経済環境の中で、消費税上げなんて、とんでもないというお考えだと思います。
さらに49ページには「三社に一社しか生き残れない厳しい時代の到来を予測」と題して、次のようにおっしゃっています。

いやあ、もう、「弱肉強食の時代」だと思いますね。全部がつぶれるとは思いませんよ。 やはり、生き残るところはあるだろう。ただ、「三社に一社しか生き残らない」ぐらいの感じになると思う。
私らのようなスーパーや小売業系もそうだけども、おそらくは、最先端のコンピュータを使っている流行(はや)りの会社も余ってくるよね。 どう見ても、そんなに需要を増やせるほど、人数も増えなければ、客の持ち時間も増えないので、買い替えだけで食べていくのは無理だね。

と、厳しい見解を続いて述べられています。

【Aさん】 うーん、「三社に一社しか生き残らない」か・・・。 しかし、今の時点で、どれだけの人が本当にこのように思っているのかね。
例えばだよ、30階建てのオフィスビルがあって、その各階に会社が入っているとして、 その20フロワー分が空きになるんだよ!

【お助けマン】 そうです。だから中内霊は、「なんで、この動向が、読めないんだろう?」 と、おっしゃっているのです。

【Aさん】 やはり、見える人と見えない人との差かね?

【お助けマン】 よく言われていますよね。電車が来る前に分る人、電車が来てから分る人、電車が発車してしまってから分る人、 これだけの差があるということでしょうか。

【Aさん】 そうだね、電車が来る前に分るということはなかなか難しいね。 地下鉄では、今、どの駅を出ましたと掲示板に出るけど、もし、掲示板がなければ分らないからね。

【お助けマン】 ですから予言者が現れて、人びとに未来を知らせるのです。
予言者でなくても、あの世の霊は、四次元(時間をコントロールできる次元)以降の世界に住んでいるので、 未来が見えるのです。中内霊も、もちろん、あの世におられるので未来が見えるということです。

【Aさん】 しかし、予言者の言葉を無視してしまったら終わりだね。

【お助けマン】 そこなんですよ。だから、信仰心が、その人を救うか否かを決めるのです。 予言者も信じられず、あの世の霊も信じられず、ましてや、地上に降りたる仏陀や救世主を信じられないならば、 せっかくのアドバイスも無駄になってしまいます。

【Aさん】 それにしても、中内霊の言葉には納得がいくね。 日本の人口が増えず、時間も増えず、車や電化製品、そして、パソコンや携帯などが一通り行き渡ったならば、 新規の製品が出ない限り需要なんて起きるわけはないよね。買い替えだけでは爆発的な需要は見込めないからね。

【お助けマン】 そうです。ですから、常に新しいアイデアに基づく製品を産み出していかなければならないのです。

【Aさん】 でも、もう、ほとんどが出回っているんじゃないの?

【お助けマン】 とんでもないですよ。人類が産み出した製品は、まだまだ微々たるものに過ぎないのです。 例えば、自動的に運転する自動車や、空と飛ぶ自動車もあるでしょう。 また、目の前の透明ディスプレイによる画面表示もあるでしょう。 また、放射性物質以外から核エネルギーを取り出すこともできるでしょう。 さらに、植物を10倍速で育てる技術もあるでしょう。 ですから、まだまだ人類は、発明を続けることができるのです。

【Aさん】 なるほどね、そう考えると、企業の生き残る道は無限にあるよね。 自己限定して無理だと思っちゃいけないんだ。

【お助けマン】 そうです。ですから、今後必要なことは、「信仰心」と「創造する力」だと思いますよ。

【Aさん】 よく分ったよ。 やはりこれから大事なことは、謙虚に先を見通せる人の言葉を受け入れて、 そこから、生きるための指針とすることが大事ということなんだ。
今日もいいことを教えてくれてありがとう。じゃ、今日はこれで失礼するよ。

と、言ってAさんは帰られました。
今、天上界から未来に対しての数多くの啓示が降りてきています。 通常、亡くなった人、それも偉人の言葉を聞くということは不可能なことです。 しかしながら、今、仏陀救世主である主エル・カンターレが地上に居られて、 霊言を伝えて下さっています。 試験で言えば、答えを事前に教えてもらっているようなことですが、 それだけ、人類にとって危機のときだからこそと思います。
大事なことは、既成概念や今まで学んできた”常識”を、一旦、脇に置いて、 謙虚に霊言の言葉を受け入れることではないでしょうか。

では、次回も問答が続きます。  主エル・カンターレに感謝。

(終わり)