それでも本当のことを言い続ける【幸福実現党】

7月6日に、パシフィコ横浜で開催された大川総裁のご生誕祭に参加された元ジャーナリストのAさんが、 幸福実現党について聞きたいと言ってやって来られました。
以下は、Aさんとの会話の内容です。

【Aさん】 先回は、大川総裁のご生誕祭に連れてもらってありがとう。 それでなんだが、宗教が政治に進出するということは、なかなか国民にとって分からないところでもあるし、 また、あのオウム事件もあって、皆、違和感を持っていると思うんだ。
そこでだ、なぜ、大川総裁は、世論から反発を食らうのを分かっておりながら幸福実現党を立ち上げられたのか、 それを聞きにやって来たんだ。

【お助けマン】 はい、そう思うのが一般的でしょうね。 誰も不利なことをあえてやろうとはしませんものね。 それでなくても人は自分の利益だけを考えて行動しようとするのに、大川総裁の行動を理解できないでいるでしょうね。

【Aさん】 それじゃ、なぜ、立党されたのか、それを聞かせてもらえない?

【お助けマン】 それについては、最近出版された書籍がありますので、 そこのところをご紹介いたします。書籍 『政治革命家 大川隆法』 の37ページに、大川総裁のインタビューでの発言があります。

 幸福実現党の立党(2009年5月)の時点で、私には、「民主党が政権を取っても、すぐに崩壊する」という予測が立っていましたが、 実は、民主党政権誕生より前に、自民党は終わっていました。
安部首相が辞め、次の福田首相も辞め、最後の麻生さんまで出てきましたが、 その「保守の砦」と思われていた人が、あっさりと崩れていく姿を見て、「自民党には、もうあとがない」ということが私には分かったのです。
ところが、その後の民主党政権において、三人の総理大臣があまりにもひどかったため、「彼らよりは、ましだったかな」と思われて、自民党への揺り返しが起き、 安部さんが首相に返り咲きました。昔懐かしい「ペコちゃんキャンディ」のような感じで(笑)戻ってきたのです。
ただ、今の自民党には、「アベノミクス」によって、すごい勢いがありますし、 新しい自民党として、未来がいくらでも無限に広がりそうに見えてはいますけれども、 「これは幻想だ」と私は思っています。
実際には、民主党に政権を取られる前の時点で、自民党は終わっており、 それから先の哲学を自民党は持っていなかったのです。本当は、あの時点で自民党は終わっていたのですが、 幸福実現党の思想を吸収することによって、延命治療がなされました。 それを丸取りしたために、延命できたのです。その結果、今、一時期、党勢を盛り返したように見えているわけです。
自民党は、「次の参院選では大勝するだろう」と言われているので、そうなるかも知れません。 しかし、それが「終わりの始まり」になる可能性は極めて高いでしょう。そのあとがないのです。
民主党は、もう人材を使い切ってしまい、ほとんど残っていませんし、その哲学も、はっきり言って、滅茶苦茶になっています。
しかし、自民党のほうにも次の哲学がありません。 「安部さんの次に出てくる人は、どういう哲学を持つべきか」と言っても、それがないのです。
「その哲学を当会から供給し続ければ、次の総理ができるか」言えば、 それには、受ける人の側の問題もありますし、おそらく、「そうならない可能性のほうが高い」と思います。 その意味では、”王政復古”をして、もう一回、引っ繰り返る時代が来るでしょう。
私が幸福実現党を立てたときには、「民主党は問題外」と見ていましたし、 「自民党政権も、すでに崩壊した」と感じていました。
今、安部さんが、”蘇生措置”によって生き返っていますが、こんなことは、自民党の50年の歴史のなかでなかったことです。 それが起きているのですから、あくまでも例外です。 「そのあともある」と思ったら、実は間違いなのだと思うのです。
私が幸福実現党をつくった理由、そして、今、「幸福実現革命」と言っている理由は何かというと、 自民党がなくなるからです。自民党という政党は、戦後、責任政党として長く何十年も活動してきましたが、 自民党に先行きはないのです。
「自民党はない。民主党では駄目」というとき、いったい、どこが、この国を引っ張っていくのでしょうか。 残っているところとして、何がありますか。

と、ご紹介が長くなりましたが、ここに立党の理由が述べられているのです。

【Aさん】 よく分かったよ。よく考えてみたらそのとおりだね。
自民党がなくなれば、次はどうなるのか。民主党は問題外で国民はもう二度とだまされないだろうし、 共産党じゃ日本が完全に”中国”になってしまうし、社民党も風前のともし火だし、公明党にもまったく哲学がない。 本当だね、もう幸福実現党しか残っていないということか・・・。

【お助けマン】 そうです。 だから、大川総裁は、仏陀が持っておられる「六大神通力」によって未来を読まれ、まだましと言われている自民党がなくなったならば国が滅びると思われたのです。 ですから、4年前にスタートされたということです。

【Aさん】 そういうことだったのか・・・。

【お助けマン】 そうです。残念ながら、これを分かっている知識人、評論家、そしてマスコミも居なかったということなのです。

【Aさん】 でも、宗教が政治をやるということには、皆、抵抗があるよ。

【お助けマン】 そこなんです。そこが、一番大きなポイントなのです。
幸福実現党も、公明党のように票が欲しいが故に、宗教と関係がありませんと言うこともできましたが、 幸福実現党は、あくまでも正直に、たとえその時点で大衆からの支持が難しくとも、真実を述べ続けるという誠実な姿勢を貫いているのです。

【Aさん】 だから、過去の選挙は全敗したよね。

【お助けマン】 しかし、真実は真実です。たとえその時点で皆が理解できないとしても、 大衆に迎合せず「本当のことを言い続ける」、これが、人間として、いや、神の子としての本当の姿ではないでしょうか。

【Aさん】 分かったよ。 僕も、元ジャーナリストで、食べていくために大衆受けして売れるような記事を書いてきたけどさ、 本当に真実を書くことは難しいよ。会社の方針だってあるしさ・・・。

【お助けマン】 ですから、たとえ何があっても、心底、国の将来を思い、そして、国民の「幸福」を願うことは難しいことなのです。 でも、それこそが真実のリーダの姿ではないでしょうか。

【Aさん】 あー、今日は目からウロコだったね。
過去4年間、落選しても落選しても出てくる、これは、もう根性を通り越して、「使命感」だし真実の「愛」だろうね。
本当にいい勉強になったよ。じゃ、これから選挙の投票に行くので失礼するよ。 もちろん、選挙区と比例の両方とも幸福実現党に投票だよ!

と、言ってAさんは帰られました。
宗教というだけで見方を変えるというのは、やはり知識人としての立場を放棄しているのではないでしょうか。 ある意味で、選挙は国民に対する踏み絵かも知れません。 信仰がなければ、人間としての資格はないとまで言い切っておきましょう。

では、次回も問答が続きます。  主エル・カンターレに感謝。

(終わり)