とうとう、北朝鮮がミサイルを発射しました

入会間もないEさんが、先回は、北朝鮮が、ミサイルを発射する気配があることを聞きつけて来られましたが、 今日は、とうとう、ミサイルを発射したことに憤慨してやって来られました。

以下は、そのときのEさんとの会話の内容です。

【Eさん】 とうとう発射しましたね。どうも、皆、高をくくっているのではないですか。
本当にこんな対応でいいんですか? 昨日は、何かトラブルが発生し、1週間発射を延ばすという北朝鮮の発表がありましたが、その翌日に発射しましたからね。 バカにしてますよ。まだ、相手がどういうものか分ってないのじゃないですか?
イスラエルだったら、すぐに爆撃機が発進してすでにミサイルを破壊していますよ。

【お助けマン】 いや、おっしゃるとおりですね。もうそろそろ相手の正体を知らないといけないですよね。 皆、お人よしで非常に甘いと私も思います。

【Eさん】 それでね、今日来たのは、なぜ皆このように甘く考えてしまうのか、その理由を聞きたいと思ってやって来たのです。

【お助けマン】 分りました。少し考えさせて下さい・・・。
それには、大きく分けて2つの理由があると思います。 まず第一に、自分はこのように思うから相手も同じように思うだろうという誤解があることと、 そして、第二には、相手が、ならず者国家で悪魔だということを分ってないことの2つがあると思います。

【Eさん】 それは、具体的にはどういうことですか?

【お助けマン】 例えば、普通、相手からやさしくされると、相手に悪いことはできませんよね。 だから、相手にやさしくすれば、悪いことはしないだろうという甘い考えです。 これが太陽政策で、 韓国の歴代大統領にはこの政策を推し進め、北朝鮮に対して宥和政策を取った人もいました。 この太陽政策の結果が、ミサイルの発射と核実験だったということです。

【Eさん】 なるほどね。
やさしくすることによって、かえって事態が悪くなったのですね。 ですから、太陽政策は完全に誤りだったということですね。

【お助けマン】 そうです。しかも、今回、北朝鮮は、ロケットを解体するしぐさまでして相手を安心させ、ふいをついて発射をしました。 非常にずるいです。
実は、このような誤りは、過去の歴史にもあったのです。例えば、戦争を回避しようとして、ヒトラーに対して宥和政策を取ったイギリスの チェンバレン首相の例が有名です。その当時、チェンバレン首相は、ドイツで1938年9月29日に ミュンヘン協定を結び、ドイツがチェコスロバキアのズデーテン地方に進軍しない約束を取り付けました。 ところが、これは、かえってヒトラーに戦争への準備時間を与えることになってしまい、結果的に、その協定があだとなってドイツ軍の進軍を許してしまったのです。 当然、チェンバレンは、その首相の座を降りざるを得ず、今度は、あの有名なチャーチルが首相となって、徹底的にナチスドイツと戦って勝利したのです。

【Eさん】 なるほどね。チェンバレン首相は、悪魔のヒトラーと交渉してしまったのですね。

【お助けマン】 そうです。ですから、悪魔とは交渉してはならないのです。
なぜなら、こちらがやさしく対応すれば、相手も悪を犯すことはないだろうという考えは、ならず者国家や悪魔には通用しないのです。 そのような甘い対応をすれば、じゃもっとやってやろうじゃないかとなるのです。 悪魔とは積極的に悪を犯そうとしている存在のことを言います。甘い人には、これが分らないのです。

【Eさん】 では、どうすればいいのですか?

【お助けマン】 それは、徹底的に戦うしかありません。実は、これも愛なのです。
戦って相手が敗北すれば、そこで自分の非を悟ることになるということなのです。 このように、積極的に悪を犯そうとしている相手とは説得などはききませんので、戦うしかないということです。

【Eさん】 いやー、よーく分かりました。
善人は、争いごとはよくない、皆、仲良くすればいいじゃないかとよく言いますが、例外もあるということですね。

【お助けマン】 そうです。善人は誰でも争いごとは嫌いです。できることなら丸く収って欲しいと思っています。 しかしながら、その常識は悪魔には通用しないということを知らなければなりません。
ミサイルを発射し、かつ、核兵器も実験する国家とは、どのような国家なのかもう明らかです。 もし、それを国に責任持つ人が分かっていないならば、それは、無責任を通り越して罪となります。

【Eさん】 よーく分りました。
この悪に対する不戦の誤解がチベットの悲劇を作ってしまったのですね。 だからこそ、今、大川総裁が仏教のサビ落としを行われているということですね。
あぁ、今日もいい勉強となりました。全ての国が平和を愛しているなら平和主義もいいですが、そうでないときには、 それ相応の対応をしなければならなことがよく分かりました。それでは、今日はこれで失礼します。

と言ってEさんは帰られました。大川総裁は、今、再誕されて仏教のサビ落としをされています。 その中で仏教は決して戦わない宗教ではなかったとおっしゃっています。 結局、人間には仏性がありますが、その仏性を積極的に否定している悪魔が存在することを知ることも大事であると思った次第です。
エル・カンターレに感謝。

(終わり)