元ジャーナリストのAさんから教祖の離婚問題を聞かれました

先日、私の友人の元ジャーナリストのAさんとお会いしましたが、その後、 また聞きたいことができたと言って会いに来られました。
以下は、そのときの会話の模様です。

【Aさん】 先日は、分かりやすい説明をありがとう。今日来たのは、また別に聞きたいことが出来ちゃってね。それで来たのだよ。

【お助けマン】 はい、どうぞご遠慮なくお聞き下さい。

【Aさん】 実はね、おたくの団体の教祖さまが、離婚されようとしておられる、と言うことを聞いたんだけど、これは、どういうことなの?

【お助けマン】 そのとおりなのですが、何か疑問のことなどあるのでしょうか?

【Aさん】 それはそうですよ。宗教に関係のない普通の人だって、離婚すると言うとなぜと思うじゃないですか。だって、宗教の教祖さまが離婚されるとなると、誰でも、なぜなぜと思うし、ましてや、人の道を説く教祖さまなら、なおさらじゃないかと思うのですよ。

【お助けマン】 そう言った一般論から言えば、そのように思うのも無理はないでしょうね。でもね、・・・。

【Aさん】 言葉をさえぎって申し訳ないけど、霊的なことで説明されても分からないので、できるだけ一般常識で分かる言葉で説明して欲しいんだけど。

【お助けマン】 分かりました。これは、少したとえ話しで説明しないと分からないと思いますので、お許し下さいね。
 例えば、売れているある男性の歌手が居たとします。その歌手は、国内はもとより、世界中でよく売れており、多くの人々がその歌手の歌を聞きたいと言っているとします。ところが、その歌手の伴侶である奥様が、子供も居るので私の側から離れないで欲しい、ましてや、海外の公演などは論外だと言って仕事をするのを止めたとします。その売れっ子の歌手は、どうしますでしょうか。

【Aさん】 そりゃ世界中の人々がご主人の歌を聞きたいと言っているのだから、まず、奥さんを説得するだろうね。

【お助けマン】 では、もし、そのことをじっくり奥様に話しても理解してもらえなかったらどうしますか?

【Aさん】 それは困ったね。もし、夫の歌手としての仕事や使命が分からなかったら、それは、やはり別れるしかないだろうね。

【お助けマン】 そうなんです。奥様が夫の仕事の弊害になるなら、それは、その弊害を取り除くしかないということです。今、歌手でたとえ話しをしましたが、その人が、宗教の教祖なら、なおさら使命を果たすという意味では、その弊害はより深刻だということなのです。いや、それは人類の弊害とも言えるのです。

【Aさん】 そのたとえ話しで、なるほどと思ったけど、では、なぜそんなに簡単なことを奥様が分からなかったのだろうかね。

【お助けマン】 それが、先ほど霊的なことを抜きにして説明してくれとおっしゃったこととも関係があるのですが、実は、教祖の場合は霊的なことを抜きにしては話せないところもあるのです。

【Aさん】 分かった。じゃ僕も勉強するので、その霊的なことでもいいから話してもらえないかな。

【お助けマン】 分かりました。そもそも、仏陀や救世主がこの地上に降りられて、教えを説かれるという意味は、人類の救済が目的なのです。では、その救済とは何かということなのですが、救済と言えば、何か飢えている人達に食料を与えたり、住居を用意したりするイメージがありますよね。もちろんこれも立派な救済ですが、宗教における救済とは、魂や心の救済なのです。と言ってもよく分からないと思いますので、端的に魂や心の救済とは何かと言えば、それは、死後、地獄に堕ちないことを意味するのです。

【Aさん】 じゃなぜ地獄に行かないことが救済と言うの?この世で、ごはんも食べられて、遊べて、みな楽しんでいれば救済される必要はないと思うけどね。

【お助けマン】 実は、人間の魂というのは、不滅に出来ているのです。その魂は、あの田舎の水車のようにぐるぐると回っているのです。あるときは水の中、あるときは水から出て空中を回っているのですが、実は、水中にあるときが肉体に宿っているときで、空中にあるときが、あの世に居るときに、たとえられるのです。
 本当にあの水車のとおりで、実は、空中のあの世にいるときのほうが長いのです。そして、たとえ水中のこの世で困っていなくても、空中のあの世で地獄の責め苦に苦しむならば、魂にとって苦しみの時間が大変長いことになります。そこで、なんとかして救いたいというのが宗教の使命なのです。この世の世界では、政府や慈善団体が救ってくれますが、あの世での苦しみを救うのは宗教以外ありません。実は、あまり知られていませんが、地獄の責め苦は、それはそれは、非常に熾なものなのです。

【Aさん】 宗教が、人々を地獄から救うということは分かった。でも、それと教祖さまの離婚問題と、どう関係があるの?

【お助けマン】 そこなんですよ。宗教の教祖さまは、人々の魂が地獄に堕ちないように心の教えを説いたり、特に反省の教えが有効なんですがね、さらに、神に通じる祈願を降ろされています。その教えや祈願が、実は、積極的に人々を地獄に誘おうとしている悪魔たちから見れば、非常に邪魔になるものなのです。だから、悪魔たちから見れば、教祖さまが人々に心の教えを説かないように、色々な手段にて邪魔を仕掛けて来るのです。

【Aさん】 じゃ悪魔たちは、なぜ人々を地獄に誘いたいの?

【お助けマン】 そもそも、人間の魂は、何らかのエネルギーがなければ生きていくことができません。それは地獄に居る悪魔たちとて同じです。天国に居る魂は、霊太陽と言われる神の光によって、エネルギーを得ることができるのですが、地獄は神の光が届かないところなので、悪魔やその子分である悪霊などは、地上の人々の悪想念をエネルギーとして活動しているのです。従って、人々が心を正して、悪想念を出さないようになれば、彼らの活動エネルギーは枯渇するのです。従って、心を正す教えを説いてもらっては困るのです。彼らの力が出なくなるからです。だから、積極的に邪魔をするのです。

【Aさん】 そうか、だから、救世主の仕事を一番邪魔をするのに効率のいい奥様をねらったと・・・。

【お助けマン】 そうです。仏陀や救世主が、教えを説いて人々を救済し始めると必ず邪魔が現れるのです。しかも、身内や側近の弟子にその邪魔が現れることが多いのです。仏陀のときは、仏陀の、いとこのダイバダッタが反乱を起こしました。
 また、イエス様のときは、側近の弟子である、あの有名な裏切りのユダが、イエス様を裏切って売りました。今回は、何とそのユダが、大川隆法総裁の奥様として地上に生まれてきたということなのです。

【Aさん】 ええっ!あの裏切りのユダが大川隆法総裁の奥様だということですか! 本当に驚きだよ。それじゃ、積極的に邪魔をするのも納得だね。歴史は繰り返すということだね。

【お助けマン】 そうです。離婚問題だけを取り上げれば、人々に人の道を説く立場にある教祖が、なぜ離婚問題なんだと、単純に思ってしまうでしょうね。

【Aさん】 誰だってそう思うよ。今聞いたからこそ分かったが、これは、その霊的な背景が分からなければ、大いに誤解するだろうね。

【お助けマン】 そうです。宗教には、必ず「信仰に試しあり」と言われていますが、ちまたの週刊誌の記事や、テレビに出ている、いわゆる知識人と言われる”常識”論で考えるならば、全く逆の判断になるということです。だから、それらの雑音に惑わされずに信仰を持ち続けることが出来るか、ここが人生の勝負どころとも言えるでしょう。

【Aさん】 今日は、よく分かりました。それにしても奥様がユダだったなんて、昔、奥様は魔女というテレビドラマがあったけど、すごいドラマだね。これも神仕組みの一つということかね。今日は本当にありがとう。

 と言ってAさんは帰っていかれました。信仰に試しあり、これらの試しによって弟子を鍛えておられる主の愛にまた感じ入った次第です。合掌

(終わり)