『仏陀の証明』(その2) 大川総裁の「降魔成道」

 

入会間もないEさんが、大川総裁が再誕の仏陀であることを、どう説得的に説明すればいいかを聞きに来られ、その続きとして、今回は、再誕の仏陀である大川総裁における「降魔成道(ごうまじょうどう)」について学びます。

以下は、そのときのEさんとの会話の内容です。

【Eさん】 先回のアジャンター村に残る仏陀再誕の伝説にはびっくりしました。
それでは、その次は何ですか?

【お助けマン】 第二点目は、大川総裁が、釈尊と同じ「降魔成道」を経験されているので、そこを勉強したいと思います。

【Eさん】 よく分からないのですが、その「降魔成道」とは何ですか?

【お助けマン】 はい、「降魔成道」とは、釈尊が悟りを開いて立たれるときに、それを妨害しようとして多くの悪魔が現れましたが、そのときに、釈尊はそれらの悪魔と戦って降参させ、仏陀として立たれたことを「降魔成道」といいます。
これは実際にあった話しで、『沈黙の仏陀』第7章「魔とは何か」に詳しく書かれています。

【Eさん】 そうですか、実際に釈尊が経験されたことなのですね。

【お助けマン】 そうです。仏教学者は霊的なことが分からないので、単なる物語としかとらえていない人もいます。しかし、これは本当に起きたことです。
今回、大川総裁が仏陀として立たれたときも、同じように悪魔が現れています。もし、大川総裁が、ほんとうの仏陀でなければ悪魔も来ないでしょう。しかし、釈尊の成道のときと同じ悪魔、いや、そのとき以上の地獄のナンバーワンも、今回来たのです。
その様子を生々しく説かれた教えが、『私にとっての人生の問題集―降魔成道―』(会内経典)であり、その一部を少し朗読します。

6 熾烈(しれつ)だった、悪魔との戦い
① 悪魔の総攻撃

退社するまでのあいだに、悟りの中身自体はできてきていたわけですが、”最後の誘惑”もありました。ちょうど、釈尊の「降魔成道」を絵に描いたような、そのとおりの状況、あるいは、 「イエスが、四十日四十夜、荒野でベルベゼフの誘惑を受けた」ということと同じような状況が、まさしく起きたのです。
1986年になると、もうかなり肝(はら)が固まってきましたが、霊言集が出て歯車が回りはじめた1985年の夏ごろは、苦しい苦しい時期でした。 そのころに、悪魔の攻撃もまた激しくなってきたのです。
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そのときに、この記念堂の部屋において、実は、ルシフェルとも戦いました。三日三晩、彼らと戦った記憶があるので、ほとんど総攻撃と言ってよいでしょう。
ちょうど、私が宗教家として本業に入るかどうかというところだったので、彼らは「入らせまい」としたのです。私に本業に入られたら、彼らとしては、もう最後だからです。
実際にそのとおりで、私が退社し、幸福の科学を始めて本業に入ったら、私のほうが圧倒的に強くなってしまいました。 心が定まり、それから、職員や信者たちも集ってきて周りも固まってくると、悪魔も手が出せなくなったのです。
彼らにとっては、私が一個の人間として生き、戦っている、最後のぎりぎりのところで攻撃しないと、もう攻撃するときがなかったのです。 そのため、そのときに私は彼らからの総攻撃を受けたわけです。
② 「自分の使命を信じきれるか」という戦い
三日三晩、夜も眠れないぐらいの激しい攻撃、締めつけが来て、私はウンウン言って苦しみました。
要するに、自己認識のところ、「自分が本当に救世主の使命を持っていると思うか。ほんとうに仏陀だと思うか。本や原稿にはそう書いてあるけれども、ほんとうに自分でもそう思うか」というところを攻められたわけです。 自分のなかに疑いがあれば、そこを攻撃されるのです。
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③ 悪魔が現れることで使命を実感する
この戦いは、ほんとうに、釈尊の「降魔成道」やイエスの「荒野での誘惑」とそっくりでした。現代の人々は、それらの話を読んでも、物語としか見ないでしょう。 宗教学者や仏教学者も、「あれは、単なる比喩(ひゆ)だろう。物語だろう」と言っています。しかし、私は、「それは、ほんとうのことなのだ。戦いとして、ほんとうに起きることなのだ」ということが、よく分かりました。
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したがって、そういう悪魔が現れてくるということは、仏陀やイエスのときと同じことが起きているとしか思えませんでした。
客観的に見ると、むしろ、高級霊ではなく悪魔が出てくることによって、自分の使命が分かったところがあります。「これほどの悪魔が妨害に来るということは、私の使命は、ほんとうのものかもしれない」と思ったのです。 その意味で、彼らは、”反面教師”だったわけです。彼らが出てきたことで、明確に、「これは、ほんとうなのだ」という実感が湧いたのです。

とあります。この説法は、大川総裁は、退社前におられた名古屋の総合商社の社員寮が、その後、教団で改修保存し記念館となったときの、2003年11月16日に説法された内容です。

【Eさん】 分かりました。悪魔からの総攻撃を受けたことが、かえって仏陀の証明をされたことになったのですね。
今、なぜ元夫人や元職員などが悪魔と同通し、幸福の科学を攻撃しているのかということも分かりました。真実の仏陀には直接悪魔が攻撃できないので、側近や元弟子に悪魔が同通して入って攻撃していることがよく分かりました。

【お助けマン】 ですから、彼らが攻撃するということ自体が、大川総裁が、真実の再誕の仏陀であり、また、救世主であることの証なのです。

今、紹介があった大川総裁が経験された降魔成道を信じるも信じないも自由ですが、その結果に対する責任は、必ず自分が取らなければなりません。

「和合僧 破壊の 罪は 阿鼻叫喚 堕地獄への道 避け難(がた)し」

と、「仏説・降魔経」にありますが、これは単なる冗談や警告では決してないということです。これが真実なのです。
では、次回も、続けましょう。 次回は、仏陀の証明(その3)です。

(その2 終わり)